| 依頼人が何らかの問題を抱えており、その問題に関係のある品物がどのようにして作られたのかをゼロが突き止めることによって解決される。 依頼人が真の目的を隠してゼロに何かを作らせ、巨額の利益を得ようとする。ゼロはその企てを見抜き、それが失敗するように仕向けるか、依頼人が本人の死につながるような行動を取ろうとしていることを知りながらそれを伝えない。 ゼロを逮捕しようとする警察関係者が、美術品が紛失もしくは破損したと嘘をついてゼロに再現を依頼し、完成品を持参したところを押さえる。しかし鑑定を行ったところ、手元にあったものとゼロが持参したもの、どちらも「本物」という結果にしかならず目論見は外れる。 依頼人(または依頼人が指定した人物)に対してゼロがヒントだけを提示し、相手がその冷凍おせち を元に自力で答えを見つける。 ゼロ自身が事件に巻き込まれ、自らの知識を用いて解決する。 ゼロは通常、依頼人にきわめて高額の報酬を要求する。振込先は「スイス銀行のオール・ゼロの口座」である。不誠実な依頼人(上記ストーリーの2番目や3番目のバリエーション)は全財産を支払わされて破滅する一方、誠実な依頼人は報酬がたとえ全財産であっても、それを後悔しないだけの精神的充足を得て再出発するように描かれる傾向が見られる。 なお、依頼人がそれほどの価値を感じている仕事でなければ受けないということであり、実際に必要な経費とは無関係らしい(1巻冒頭のエピソードでは「本物とまったく同じ材料を調達するためにはその金額でも足りないのではないか」と推測されている)。また依頼人が何らかの仕事や研究に打ち込んでいる場合は、「一生かけてでもそれを成し遂げる事が報酬だ」と言って事実上のタダ働きをする事も少なくない。 ゼロの経歴については単行本1巻や55巻に収録されたエピソードで断片的に、横浜 マンション でゼロの少年時代が語られている。 本名は榊零(さかき れい)。陶芸家であった榊万作の息子で、幼い頃から父親に芸術方面の才能を見出され、しばしば2人で世界中の美術館や博物館を訪れていた。しかし父親は旧知の人物である美術商の日陰に騙されて須恵器の贋作を作ってしまい、芸術家としての名を汚されたことが原因で自殺した。しかし、自殺する前に贋作を完成させた万作の歓喜の涙は忘れられないと第401話の中で語られ、零は贋作作りの中で芸術家として汚されたから自殺したわけではなく、全ての引き際を教えるためだったと悟っている。この一件で万作の歓喜の涙の意味を知り、自らもその世界に辿り着き、後のゼロとしての礎が築かれている。なお、報復として贋作の須恵器を日陰の取引先に大量に送りつけ、失脚させている。 その数年後、まだ10代の零は単身渡米する。それからしばらくの間、「零」または「ゼロ」と名乗る青年が高名な学者に相手の専門分野に関する議論を挑み、打ち負かしたという話がウィークリーマンション などに残されている。彼がどのような経緯で贋作者となったのかは不明であるが、20代前半には既に裏の世界である程度名の知られた存在となっていたらしい。 ゼロの過去について知っているのは55巻に収録されたエピソードの登場人物(榊万作の作品を愛好していた老政治家の北山とその孫娘、および彼の部下)だけと思われる。また彼らにしても、榊零とゼロが同一人物であるという物的証拠は手に入れられなかったらしい。 ゼロは世界各地に別邸や工房を持っており、その大部分は最初の一軒(上記の老政治家から依頼の報酬として受け取った)を元に建てたものであるという。また必要に応じてオリジナルが作られた当時の施設が残されている場所を借り切る事もある。 各エピソードにて扱われる題材は、絵画・彫刻・古美術品・料理・伝統工芸・文筆など様々なものがある。そのほとんどが実在する人物の作品や、歴史上の人物・事物に関するものであり雑学的な資料価値としても高いことが多い。 しかし、完全なる創作(人物・事物・作品等全てフィクション)である事も多く、また実在した人物の歴史や生い立ちに関しても創作部分が含まれることがある。尚、作中に登場する依頼品に関しては架空のものである場合が多い。 一方で、宇宙人やオーパーツ、ムー大陸など、疑似科学的な不用品回収 が関わってくることもあるし、そうでなくとも作中で示される科学知識が、現代では否定されているような前時代的なもののこともあり、全面的に信頼を置くことはできない。それでも、(疑似科学のようなものも含めて)様々なジャンルの背景知識があって、エピソードが作られていることは事実なので、雑学としても楽しめる作品であることは間違いない。 007シリーズ(ダブルオーセブンシリーズ)は、貸本劇画において人気を不動のものとしたさいとう・たかをが青年向けの総合誌ボーイズライフに執筆したスパイ漫画で、貸本から雑誌に活躍の場を移す転機となった。 1960年代に入ってから小説と映画で人気の出始めたイアン・フレミングの007シリーズを翻案した企画物。基本の設定や物語のアウトライン以外は大幅にアレンジされている。原作のタイトルは正確にはダブルオーセブンだが、この作品発表当時は公開された映画も含めゼロゼロセブンと呼んでいた。石ノ森章太郎(当時のペンネームは石森章太郎)サイボーグ009、00指令(ゼロゼロしれい)、複数の漫画家による連作漫画00X(ゼロゼロエックス)もこの呼称がタイトルの元になっている。 さいとうはガンアクション、カーアクションをふんだんに盛り込んだスリリングでスピーディーな展開を写実的な画風で描いて、新しいタイプのアクション漫画に仕上げている。従来の漫画と異なった表現方法としての劇画の定着を図ったさいとうの思惑が如実に現れ、当時まだ漫画を読む層として認識されていなかった青年層の一般読者に貸本劇画の魅力を知らしめ、後の劇画ブームの火付け役となった。 初の漫画の新書判単行本として小学館が発行したゴールデンコミックスの第1弾がこの作品と白土三平のカムイ外伝だったことはその後の劇画ブームの質と性格を良く表している。 シリーズは『死ぬのは奴らだ』、『サンダーボール作戦』、『女王陛下の007』、『黄金銃を持つ男』の全4作。 ベルリヒト大陸に人類の天敵"兜虫"が突如出現した。兜虫に生贄を与え続ける事により生き長らえる"帝刻軍"に両親を殺され、妹を攫われた"愚か者"と呼ばれる少年ルビは兜虫を切る事が出来る魔剣「青龍」を携え、"反逆者"と呼ばれる少女ぱくら他仲間達と共に兜虫と帝刻軍へ立ち向かう。 ルビ・クリシュラ(声:保志総一朗) 反乱軍として帝刻軍に立ち向かう15歳の少年。両親の仇である帝国軍と兜虫を滅ぼし、妹を奪還を目指す。人間離れした反射神経を持ち高速移動をする事ができる"青龍"の戦士で、その証である角は青龍の使用時には伸張する。ぱくらの「運命の人」らしい。 ぱくら・るうく(声:三石琴乃) 幼い時から世界を救うために育てられた14歳の少女。わけあって究極の力「朱雀」を隠し持っている。跳飛術と魔法を使う。祖母のぱぴらに言われ、「運命の人」を探す旅に出る。その運命の人はルビらしい。 ゲッソ(声:松本保典) 緑色の謎の生物。ギャラとは犬猿の仲、戦闘には参加しない主義、「玄武」を呼び出す能力を秘める。 ギャラ・デ・フィラントロ(声:遠近孝一) 15歳。フィラントロ家の御曹司でルビの親友。左手に装備した「白虎」は兜虫を一撃で屠る。旅に出る目的はフィラントロ家の掟で15歳になったら修行の旅に出るという掟がある。 ルキュア 12歳、ルビの妹。予知夢の能力を利用する為に通称寵子園(リュシエン)と呼ばれる帝刻軍の南キヒリ沿岸の藍鳳城に監禁されている。元は儚げな感じの妹だったが、自らの地位を利用して安月給の上等兵を扱き使っている。 サザ博士 兜虫の倒し方を知る男。自らの研究所で食人植物に愛称を付けて育てている。 麗華 ロキェの恋人だった盲目の少女。ロキェの子を妊娠していたが出産前に兜虫に殺害される。名前の無かった麗裸は彼女とロキェの生まれるはずだった子供の名前を付けられた。 ぱぴら・るうく ぱくらの祖母。魔操法伝承の村(パリツヴァイノルノ)に住む世界一の予言賢者。ぱくらを「運命の人」を探す旅に出させた。 ギャラの父 フィラントロ家当主。息子のギャラを溺愛していて、本人は厳しくしているつもりでも「メロンは20個まで」「夕食のビフテキは20枚まで」と非常に甘い。 ギャラの母 息子ギャラを異様に溺愛している。 四彩老師 魔操法伝承の村(パリツヴァイノルノ)の4人の老人。魂が体から離れていなければ彼等の回復魔法で治療することができる。 |